2020年の世界の出来事や動向、注目の人物を、政治経済から科学、芸術、スポーツまで幅広く網羅して収録した一冊です。世界約200 の国々の統計資料や情報のほか、世界の9つの地域(アジア、アフリカ、オセアニア、北アメリカ、中東、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、ロシア・NIS、日本)について専門家による明快かつ論理的な解説を掲載しました。
2020年はテニスの全米オープンで2度目の優勝を果たした大坂なおみ選手へのインタビューを掲載。新型コロナウイルス感染拡大で沈みがちな日本スポーツ界に大きな希望をもたらしただけでなく、犠牲者の名を記したマスクをつけて試合に臨み、人種差別反対ムーブメントに絶大な影響を与えました。このほか新しい特集として、「教育」「科学技術」「ビジネス・起業」「映画・視覚芸術」分野の“未来の創造者”たる40 歳以下の 80 人を紹介します。
大阪なおみ(プロテニス選手)
――スポーツは活発で健康的なライフスタイルをもたらすだけでなく、スポーツマンシップの重要性を教え、社会的スキルを高め、第二の家族を与えてくれる――
今日内外で広くみられる事象、事件、学術的動向の分析や解説記事です。
それぞれの分野や問題の第一人者が、原因や背景など専門的な部分にまで踏み込んで執筆しています。
急激な感染拡大で世界を震撼させた新型ウイルスについて。その起源や基本情報、予防のためのワクチン開発や治療の現在を解説する。
2013年に3人の黒人女性活動家によって始まったブラック・ライブズ・マター(BLM)運動は、2020年5月25日の白人警官によるジョージ・フロイド殺害事件をきっかけに世界的な人種差別反対運動へと発展した。
トランプかバイデンか――世界中がその結果に注目したアメリカ大統領選挙。コロナ禍での選挙戦は、泥仕合の様相を帯び、最後は議事堂乱入という前代未聞の事件まで引き起こした。
歴代最長を記録しながらあっけなく幕を下ろした安倍政権。長期政権ならではの業績や、次期菅政権へ積み残した課題を整理する。
テクノロジーを存分に活用し、未来の社会平和や人々の幸福 に寄与することを決意した40歳以下(2021年1月現在)の若手実力者を「未来の創造者たち」と称し、紹介。
教育
竹内啓悟(品川女子学院教諭、情報科主任)
ピーター・モカヤ・タビチ(グローバル・ティーチャー賞受賞)
イアン・ブロック(「ドリーム・ハッスル・コード」創立者)
マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞者)
バーナデット・リム(「ウィメン・スピーク」創立者)
他15名
科学技術
秋山和徳(マサチューセッツ工科大学ヘイスタック天文台 天体物理学者)
アダム・ゲティ(「アイオニク・セキュリティ」創立者)
アン・マコシンスキー(「マコトロニクス」創立者)
村木風海(東京大学)
ギタンジャリ・ラオ(3Mヤング・サイエンティスト・チャレンジ優勝者)
他15名
ビジネス・起業
モニーキ・エーベリ(「デサバフォ・ソシアル」創立者)
パトリック・コリソン(「ストライプ」創立者)
杉山あき(「ココロケアパッケージ」共同創立者)
ビタリック・ブテリン(イーサリアム開発者)
カール・ペイ(「ワンプラス」創立者)
他15名
映画・視覚芸術
竹葉リサ(映画監督)
デミアン・チャゼル(映画監督)
トレバー・ノア(テレビ番組司会者)
ハダッド・ミヤム(美術作家)
ヒロ・ムライ(映画監督)
シアーシャ・ローナン(女優)
他14名
2020年に内外で起こった重要な出来事を暦日で記録。
2020年を通じ、政治、ビジネス、科学技術、芸術、文学、芸能、スポーツなど、さまざまな分野で注目を集めた内外の人物を厳選し、その業績や素顔などを紹介。
2020年のノーベル賞受賞者の経歴と業績を、平和賞、文学賞、経済学賞、化学賞、物理学賞、生理学・医学賞の各賞ごとに詳述。
2020年に没した内外の人物を厳選し、経歴と業績を回顧。
おもな映画賞、文学賞、スポーツの記録などを収録。
世界の主要都市とその人口のデータを一覧にして掲載。