ブリタニカ国際年鑑

ブリタニカ国際年鑑

2018年版 ブリタニカ百科事典創刊250周年特別版 シリーズ一覧へ

 
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今年は『ブリタニカ百科事典』がスコットランドのエディンバラで創刊されてから250年にあたります。各時代を代表するさまざまな寄稿者によって紡がれ、改訂を繰り返し、過去からの知識を継承するとともに、最新の情報を伝えてきました。

『ブリタニカ国際年鑑』2018年版は、今年だけの特別な内容として、この長い年月を振り返り、百科事典の項目の中から、初版に掲載されたアンドルー・ベルの貴重な銅版画や、錚々たる歴史上著名な人物から寄稿された珠玉の文章の一部を翻訳して掲載しました。さらに、「明日へのメッセージ──31の特別寄稿」と題し、現在世界で活躍する名だたる著名人によるエッセーを掲載。創刊250年を記念した特別なメッセージをお届けします。

明日へのメッセージ ―31の特別寄稿

世界の最先端で活躍する各界の著名人によるエッセー

  • 音楽はひとりひとりの胸に響くもの  小澤征爾
  • 詩を通して《知》とつきあう 谷川俊太郎
  • 生きものとして生きたい  中村桂子
  • 触媒が未来を変える  根岸英一
  • ゴリラから見た人間社会の未来  山極壽一
  • 〈知〉の血  鷲田清一
  • 地雷のない世界へ  ジョディ・ウィリアムズ
  • 大量絶滅  エドワード・O.ウィルソン
  • 安全と和解  ジャスティン・ウェルビー
  • 殺人ロボットは未来の戦争の姿か  トビー・ウォルシュ
  • 試練にさらされる民主主義  マデレーン・K.オルブライト
  • 人間の知能をめぐる懸念  ガルリ・カスパロフ
  • 非生物人間は思いのほか早くやってくる  レイ・カーツワイル
  • ドローン、戦争、平和  ジョージ・ギトーズ
  • スター・トレックと現代の核世界  ローレンス・クラウス
  • ノートパソコンと学習  デービッド・コール
  • アメリカ合衆国連邦最高裁判所  ラリー・J.サバト
  • 人種的固定観念――オペラの潮流?  ジョージ・シャーリー
  • 第4次産業革命  クラウス・シュワブ
  • 映画保存――喫緊の課題として  マーティン・スコセッシ
  • ロボットの時代  シェリー・タークル
  • 失業の先にある豊かな未来  ピーター・H.ディアマンディス
  • 「人間中心」のデザイン  ドン・ノーマン
  • モハメド・アリの再評価  トーマス・ハウザー
  • 無意識的な未来  ユバル・ノア・ハラリ
  • 科学を人類の道しるべに  エリザベス・H.ブラックバーン
  • 独断専行は選択肢にならない  ジェームズ・A.ベーカー
  • おごれる人類――地球にとっての脅威  ビル・マッキベン
  • 美術館――デジタル時代の将来像  グレン・D.ラウリー
  • 活字人間――安らかに憩わんことを  ルイス・ラップハム
  • ネットいじめ  モニカ・ルインスキー

250周年特別版
ブリタニカ・クラシックス

ブリタニカ百科事典250年の歴史

古い版に掲載されたユニークな21の記事を厳選

愛/エーテル/「カリフォルニア」/拒食症と過食症/ギロチン/原子エネルギー/子供の遺棄/女性/所得税/タイプライタ/たばこ/地球/チーズ/著作権/痛風/天文学/痘瘡と種痘/奴隷の扱い方/ノアの箱舟/はげ頭/フェイクニュース

ブリタニカ百科事典に寄稿された著名人のえり抜きの記事を掲載

  • 時空 アルバート・アインシュタイン
  • 写真芸術 アンセル・アダムズ
  • ラジウム マリー・キュリー
  • エジプトと中東平和 アンワル・サダト
  • ウラジーミル・イリイッチ・レーニン レフ・トロツキー
  • 映画監督 アルフレッド・ヒッチコック
  • 精神分析 ジークムント・フロイト
  • 慈悲の心 ダライ・ラマ14世
  • 蒸気機関 ジェームズ・ワット

特別リポート

今日内外で広くみられる事象、事件、学術的動向の分析や解説記事です。
それぞれの分野や問題の第一人者が、原因や背景など専門的な部分にまで踏み込んで執筆しています。

トランプ大統領のアメリカ

渡辺靖(慶應義塾大学教授)

進む社会の分極化、物議をかもす外交。新たな大統領を迎えたアメリカは、2017年にどう動き、変わったのか。

緊迫度増す北朝鮮情勢

平岩俊司(南山大学教授)

国際社会の非難をよそに核・ミサイル開発を進める北朝鮮。だが、それに対応すべき周辺国の歩調はそろわない。

長期政権をもくろむ習近平

天児慧(早稲田大学大学院教授)

2期目の政権を始動させた習近平。「中国の夢」と唱える自身の夢の実現に向けて、強引な権力集中もいとわない。

ドイツの選挙から見たヨーロッパ

森井裕一(東京大学大学院総合文化研究科教授)

2017年秋のドイツ連邦議会選挙は、ヨーロッパ全体にもう一度EUの将来性について熟考させる結果を残した。

テロ等準備罪の問題点

木村草太(首都大学東京大学院教授)

テロ等準備罪、いわゆる共謀罪はテロ対策として機能せず、野放図な捜査拡張と犯罪誘発を許す危険がある。

二重国籍者の国会議員資格

奥田安弘(中央大学法科大学院教授)

二重国籍者は国会議員になれないのか。日豪同時並行で起こった問題をどのように理解すべきか。

第48回衆議院議員総選挙

濵賀祐子(専修大学兼任講師)

2017年の総選挙では、野党の分裂の末に自民党が大勝し、改憲勢力は国会発議に必要な3分の2を上回った。

メディア論で解くフェイクニュース

松林薫(報道イノベーション研究所代表)

マスメディアへの信頼性が薄れ多種多様な報道が飛び交う今日、私たちはどのように情報を選択するべきなのか。

ミサイル防衛の現状と今後の課題

道下徳成(政策研究大学院大学教授)

高度なミサイル防衛能力をもつ日本。しかし、ミサイルの脅威が高まり、いっそうの努力が求められつつある。

重力波が切り開く天文学の新しい地平

渡部潤一(自然科学研究機構国立天文台教授・副台長)

人類初の重力波の直接検出から2年、重力波源の特定が可能となった。「重力波天文学」が新たに幕を開ける。

スポットライト

この年に広く関心を集めた話題・出来事をとりあげた解説、読み物。

  • ヒアリ初上陸
  • スマートスピーカ
  • 仮想通貨ブーム
  • 民泊新法施行へ
  • チバニアン
  • ロヒンギャ問題とはなにか
  • 北斎人気

写真特集

  • 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
  • ENCYCLOPAEDIA BRITANNICA 1st. EDITION 1768

国際百科年表

2017年に内外で起こった重要な出来事を暦日で記録。

国際百科年鑑

政治、経済、社会、産業、文化、芸術、科学など諸分野の事項について、2017年を中心とする動向を詳述。

有人宇宙飛行、各国の原子力発電の割合、主要国の航空宇宙工業、世界と日本の主要地震、日本と主要国の自動車生産台数、世界の宗教信者数、主要国の株価指数、GDP成長率、日食・月食・二分二至、おもな映画賞、文学賞、スポーツの記録など、図表多数を収録。

人物記事

人間の記録

2017年を通じ、政治、ビジネス、科学技術、芸術、文学、芸能、スポーツなど、さまざまな分野で注目を集めた内外の人物20人を厳選し、その業績や素顔などを紹介。

物故録

2017年に没した内外の人物100人を厳選し、経歴と業績を回顧。

ノーベル賞受賞者

2017年のノーベル賞受賞者の経歴と業績を、平和賞、文学賞、経済学賞、化学賞、物理学賞、生理学・医学賞の各賞ごとに詳述。

世界の国々・地域

世界195の国・地域の、2017年の出来事と、現勢を表す基本統計・図表類を収録。 政治体制、元首、面積、人口、人口動態、主要都市、民族、宗教、経済、産業、貿易、教育、医療、運輸、通信、国防の多岐にわたる情報で、各国の最新動向を一望。

統計

日本の統計

日本と都道府県の現勢を数値で示す、人口、面積、産業、経済、社会、教育ほか広範な最新基幹統計。

  • 面積・人口・労働
  • 農林漁業
  • 鉱工業・エネルギー
  • 商業・流通・運輸
  • 建設・住宅・くらし
  • 国際貿易・国際収支
  • 金融・財政・国民経済計算
  • 社会・教育

仕様

  • 形態:書籍 ISBN 978-4-924934-44-3 C0502
  • 言語:日本語
  • 判型:A4変型(270mm × 216mm)上製箔押クロス装
  • ページ数:748ページ