球春到来――プロ野球各球団のキャンプインとともに、野球ファンが待ちに待った新しいシーズンの幕が開きました。今年は、第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）が開催されるとあって、野球への注目度がよりいっそう高まる年になりそうです。
1月26日、WBCに出場する日本代表選手30人が正式に決定されました。実は、代表メンバーのうち、ダルビッシュ有、山田哲人、大谷翔平の3人には、ブリタニカにまつわる共通点があります。それは、ブリタニカ国際年鑑が、人物記事『人間の記録』として過去に3人を取り上げているという点です。人間の記録は、年間を通じ、政治、ビジネス、科学技術、芸術、文学、芸能、スポーツなど、様々な分野で注目を集めた人物を厳選し、その業績や素顔を紹介するブリタニカ国際年鑑の名物企画です。
ダルビッシュは2007年、所属していた日本ハムファイターズのリーグ連覇の立役者となり、国際年鑑2008年版で取り上げられました。トリプルスリーを達成した山田は2016年版に、大リーグで投打の二刀流で大活躍した大谷は2022年版にそれぞれ登場しました。
2000年代、2010年代、2020年代、それぞれの時代で象徴的な活躍をみせた選手たちが、いま同じチームに集まり、世界一をめざします。
一方、優勝候補の一角、アメリカ代表メンバーにも、ブリタニカ国際年鑑が取り上げたことのある選手がいます。エース格のクレイトン・カーショーです。大リーグにおいて最優秀投手に授与されるサイ・ヤング賞を満票で獲得し、2016年版で特集されました。
アメリカ代表は、前回大会で日本代表が敗れた因縁の相手でもあります。ダルビッシュ、山田、大谷ら日本代表がリベンジを果たすのでしょうか。はたまた、カーショー擁するアメリカ代表が再び立ちはだかるのでしょうか。4人の選手がどのようなプレーを見せるのかにも注目です。
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